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「アメリカ先住民の宗教」という本です。総合的にかいつまんで記述されています。
扱っている範囲は、北米全体です。
対象部族は、
1700~1800年代頃の主なアメリカ先住民族のグループの伝統的なホームグラウンド |
という感じで、基本的で共通した概説です。
儀式についても記述されています。
チェロキー語のアメージング・グレイスがカタカナで載っています。アイヌ民族もアイヌ語の君が代を作ってはどうでしょう。
ポーラ・R.ハーツ 著 ; 西本あづさ 訳
宇宙の万物には生命があり、精霊が宿る-。太陽や星・動植物などに聖なる起原を見出し、大自然との一体感の至福を目指すアメリカ先住民独自の、論理・慣習そして宗教観。歌と踊りと儀式によってのみ伝えられるその秘義の数々を解き明かす。
「BOOKデータベース」より
[目次]
「BOOKデータベース」より
よく西部劇ではロープの技(ローピング)で、投げ縄をします。
ちなみに、この投げ縄の輪のことを「ラリアット(スペイン呼び名が別にあります)」と呼びます。このラリアットを犠牲者の首にかけ、馬で曳き、犠牲者は倒れた状態で引き摺られるシーンが良く出てきます。
これは擦り傷を作るためではありません。首を折ったり、息を止めるわけでもありません。
擦った傷はやけどになります。医学的には擦過熱傷といいます。擦り続けると、全身がやけどしていきます。
熱傷
このサイトを見ると、
(引用開始)
(引用ここまで)
とあり、引き摺られてできるのが30%を最低とすると、Ⅱ度にまで達すれば、重度の火傷になり、致命的です。熱傷ショックという重篤な症状も起こりえます。
映画のスタントマンは完全に防備してこなしますが、実は楽しく残虐に徹底的に叩きのめす圧倒的な手段です。あまりにも知らない方が多いので、こちらとしても驚きました。
自動車で、アスファルトなりの上を、引き摺られたら死ねますよね。それと同じです。
僕は交通事故で、学生の頃ハネられましたが、擦過熱傷だらけになり、学校の制服のズボン、化繊部分は、熱でぼろぼろに溶けました。
S・C・グウィン著 ; 森夏樹訳
白人のみならず他の部族からも恐れられた屈強のコマンチ族。その大胆不敵な戦いの真相とは?白人との混血児にして不世出の族長クアナの生涯を軸に、最後の抵抗とその命運を描き上げた一大歴史絵巻。凄惨な殺戮戦を直視し、新たなインディアン史観を打ち立てた注目の書。
「BOOKデータベース」より
[目次]
「BOOKデータベース」より
グウィン S.C.【著】<Gwynne S.C.>;森 夏樹【訳】
さえぎるものなき平原を思うさま行き来し、バッファローを狩り自由を謳歌していたインディアンたち。圧倒的武力で迫り来る白人政府軍を、巧みな遊撃戦で翻弄しつづけた族長クアナとその部族の運命は?知略を尽くした戦いの結末と果断なる決意がもたらした知られざる裏面史までを描く。
「BOOKデータベース」より
[目次]
「BOOKデータベース」より
1.インディアンの魂に触れる
2.深淵なるターコイズの世界
ターコイズについてこれほど詳述された本はなかったと思います。
3カウボーイ&インディアンの融合
4.カウゴーイのように逞しく生きる
5.カウボーイのギア&ウェア
6カウボーイ&インディアンに首っ丈
7.ジャパンメイドの実力
8.ブランドプロファイル
資料協力をさせていただいているDUKE廣井(HIROI)先生が本日、Western Writers of America(WWA)に招聘され、ニューメキシコ・アルバカーキへと発ちます。
アーセナリーや、ウィーバー・スタイルなど、コナミのスネークのナカノヒト(モーションキャプチャー)です。ビル横山先生とは長いお付き合いのようで、(オセロットのナカノヒト)トルネードてふ吉田先生を育てた人だと思います。
2ちゃんねるにヤクザ風中年男性と書かれて、爆笑していました。特別国家公務員で、カタギ中のカタギです。男の中の男ですよ。
WWAのフェイスブックはこちら。
DUKE廣井(HIROI)先生の著書は、
西部劇で西部史との照らし合わせで、難渋するのが、
・実在人物伝
・銃器や電気製品の技術史
・インディアン
・馬の品種
だと思います。
例えば、西部の銃豪、ワイアット・アープでさえも、一冊の研究書があります。
津神久三先生の本です。
銃器に関しては、オールド・ウエスタンでは、SAAを用いていましたが、マカロニウエスタンの影響もあって、単なるプロップではない考証が、「ロンサム・ダブ」あたりのTVドラマから始まりました。何年に発売されたから、何年の新製品という位置づけです。
マカロニウエスタンは考証とは逆に珍奇な「ガンブレラ」や「ミシンガン」という開き直り? でプロップガンの意外さを追求したものもあります。
銃器として、トイガンの世界でのSAAの呼称(シビリアンとか)が定着していることも気を付けたいです。正式な名称はSAAでしょう。それでも、トイガンの世界ではSAA以外の名前でブツを何十年も愛し続けた人がいます。
技術史では、考証は珍しくて、「天国の門」が、筆頭に挙げられます。大変な制作費をかけたにもかかわらず、興行成績は致命的なほど悪かったとされます。当時の文明度は、この作品に見られます。
インディアンに関しては、服飾や文化、迫害の歴史と復権運動といった、複雑な問題があります。とても一冊の書物では語り切れないでしょう。
最後に、馬の品種ですが、西部劇に出てくるのはほとんどがクオーターホースのようですが、品種として成立したのは第二次大戦後です。つまり、西部劇には出てきますが、西部史上には存在していないはずなのです。
これを知らないと、「ジャック・ブル」が単なる馬狂いの衝動を抑えられない主人公と映ると思います。馬の品種の成立はアメリカは非常に遅かったのです。しかし、名も知れぬ馬喰が何代もかけて品種を成立させるに至る執念の時代でした。
こういうことを指摘するのは「西部劇」については粋ではないし、野暮なのですが、「考証」の点からは厳しく否定する方もいます。
そのため、これらは、趣味についての喧嘩や対立の原因になってしまいます。そのため、鬼門といっていいと思います。
なんの作品のどんな考証を支持するかということは、私たちはアメリカ人ではないので、ジャパニーズの考証としたほうがよさそうです。
物理的にガンブレラは成立しませんが、ステッキガンからの着想とすればアリだと思います。
だたし、単純に威力や正確さの超人性が描かれるのは、どうも僕には楽しめなくなります。
西部の実在の英雄がいるとして、それを貶めるほどの超人的能力となると、ついていけません。せめて、実在した英雄たちにはリスペクトして欲しいと思います。
90式戦車を2台貫通すると吹聴されるようなものと、同じ心持ちです。
編集大変でしたが楽しかったです。スネークのナカノヒトとオセロットのナカノヒトが一緒の強盗団です。