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GameDesign 西部劇TRPG開発日誌

[SYS]ターゲット・システムの命中判定

targetB2


 人体相手では、通常、狙点は体外にぶれます。的当てでも、ギャラリーがいるときなどメンタルコントロールが出来ていない場合、狙点はぶれます。

 下は主に高速物体の命中部位判定用の非常に簡略なゲームシステムです。矢印の線端が楕円を描きます。
 走っているターゲットやロボット、飛んでいる飛行機やヘリなどの命中部位判定に用いることが出来ます。使用しているのはPE(Probable Error)を使ったCEP(厳密に言うとCEPは二次)です。60Dの角度(秒針)の半径で考えるので一次元です。全く同じ手間で楕円も求められます。僕が考えた方法はアルキメデスの楕円コンパスと同じ方法でした。楕円の同心円という性質を再現できます。
 半数必中界(5割の命中確率)の半径が与えられることによって、命中可能性が直観的に分かります。




 この数表は正規分布の分散が片面50%を示すようにした表です。
 60Dと60Dを使います。一度目の60Dでおおよその命中の成否が分かります。
 掛け算を使いますが、カーソルのない計算尺を付属させるので、おおよその値(それしか必要ないので)が電卓がなくても求められます。

 最低命中確率は [SYS]最低命中確率、ターゲットのサイズについては [SYS]ターゲット・シートから身長を求める。(わけがわからないとコメントされた方がいましたが)で検討済みです。
 ターゲット・シートはPDの映画キャプチャやイラスト、コスプレ写真などを用います。
 ターゲットとの距離の処理は、距離の二乗×半数必中界の大きさです。

 オフラインでは計算機器がなければ、上の度数分布の表の方が素早いのですが、正規乱数を用いて細かな数値を出すことができます。

 ただし、この方式でも人数が多いと処理時間が多くかかってしまうので、勢力戦闘ルールを併用します。

 ©Wosam Takami 無断転載・無断転用を禁ず。


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