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GameDesign 西部劇TRPG開発日誌

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[TRPG]お誘いのシナリオ。

 全くTRPGを知らない人に1on1で、さわりを楽しんでもらうためのTIPSシナリオです。僕は小心者なので、宴席でしかやりませんが、しつこくTRPGについて尋ねられた時に使うシナリオとなります。

 「ゲームはやってみないとわからない」と、必ず一言、断ること。それでも訊いて来たら時と場所を考えてプレイすること。そして必ず、好評なら、信頼できる第三者のサークルと、自分の輪に、お誘いする。自分の輪を最高峰とは考えないこと。相手にきちんと興味の行き先の選択肢を渡して、道案内をする。

 

1. ここはどうやら、洞窟のようだ。10メートルほど上に、光の差す穴が開いている。君は一切の過去の記憶がない。あの穴から落ちてきたらしいが、思い出せない。
 身体の彼方此方が痛むが、大したことはなさそうだ。どうする? 真っ暗闇だよ。

>持っているもの、紅くピカリと輝く指輪、ぼうっと青白く輝く剣。

>風の吹いてくる穴、真っ暗な穴がある。

>聞き耳を立てると、風の吹いてくる穴の方からは微かにトントコトントコという音が聞こえてくる。

2. 真っ暗な穴

 何も見えない。急に不安が襲ってくる。

3. 風の吹いてくる穴

 小鬼、ゴブリンが、10匹ほど「ゴブ、ゴブ、ゴブ」と踊っている。太鼓のリズムに合わせて。その向こうに出口が見える。向こうは気がついていないようだ。どうする?

>主人公の記憶が戻るパターン。
>主人公の記憶が戻らないパターン。

 PL=男性ならば、例えば、自分は王子様(剣技の達人)で、身体が剣技を縦横に振るい、ゴブリンの命乞い。ゴブリンの子供や、蓄えなどを。ジェスチャーによる会話。ロールプレイ。TRPGの演技の基本形、描写に重点を置いてみる。両手で目を押さえるとか、両手を組んでとか、奇行に映らない程度に。

 PL=女性ならば、例えば、後ろから暗闇の中、下級騎士が現れて、「今は戦争中だ。この場は協力するが捕虜になってもらう」として、実は下級騎士側の軍の姫君。今までの経験からすると、女性PLは不気味さで混乱するので、助け舟を出すこと。
 


 システムはサイコロ一個で。単純にでっち上げること。結構、こちらの演技に乗ってくる場合が多く、引き込み率は8割くらい。実践してきて分ったことは実は、万人が演技できることは、ほぼ断言できます。
 食事処などでも、ちゃんと仕切りがあったりすれば小声で何とかなります。あまり夢中にさせない、夢中にならないように。

 所要時間、最大15分。アニメの前半程度に抑えて。ダイスは20面あたりの一般には珍しいものを使うこと。ジャンケンも使えますが、なるべくダイスの珍しさで、こけおどしのカルチャーショックを与えられることを狙う。

 休憩、解説は相手次第。これは一番気をつけること。PLのほかに観衆他がいる場合は、夢中になったりしない。勘違いが多いのですが、注目を極端に集めるのは、害です。薄く、気軽にちらりとやる感じに。

 特にエンディングをかっちりしておけば、充足するし、興味を惹ける。

 実績としては、このパターンを、おそらく百人近くに行いました。肉親にも大丈夫でした。肉親に理解されていないTRPGユーザーの参考になるかと思います。肉親に理解されれば、実家の利用OKが頂けたりもしますね。

 少なくとも経験から、僕は以上のように思います。難渋されたときに、ご参考になればと。


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