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 Facebookで展開されているRabbitHole Dropsについての現状メモです。
 この年で僕は(社会人)大学生なのですが、大学図書館が自由に使えまして、めぼしい資料を探しました。
 遊戯療法などのノウハウ本に目がいってしまいますが、まずはこういった本が肝心だろうと思います。大変勉強になりました。



臨床心理学の倫理をまなぶ

金沢吉展著

 

[目次]

  • 第1章 職業倫理はお堅い理屈?
  • 第2章 まずは具体的な状況から考えてみる
  • 第3章 職業倫理の7原則・Part1-7原則の全体像
  • 第4章 職業倫理の7原則・Part2-専門的能力
  • 第5章 職業倫理の7原則・Part3-多重関係
  • 第6章 職業倫理の7原則・Part4-秘密を守る
  • 第7章 職業倫理の7原則・Part5-インフォームド・コンセント
  • 第8章 問題解決をどのように行うか-倫理的意思決定モデルとは?
  • 第9章 職業倫理のトレーニングコース-より良い倫理的意思決定を行うことができるようにするために

「BOOKデータベース」より

 

 これをちらりと読むと、法的整備前に倫理確立が必要なのに、

#引用開始#
P.27

6.職業倫理綱領と心理資格法――どちらが先か

 アメリカと異なり、日本では、心理職の資格法がいまだ制定されていない(本書執筆時点:引用者註2006.9.26)ことは、読者もご存知であろう。資格法が制定されれば心理職をめぐる数多くの問題が解決されると期待している読者もおられるかもしれない。しかし、まず決めなければならないのは職業倫理、法律はその後、なのである。

#引用ここまで#

 とあり、著者自身の専門は、「臨床心理学」のさらにその「倫理学」が研究対象であることを伺わせる。著者によると、専門家の倫理が充分に形成されていない。団体が19ヶ所もあり、それぞれの規定がある。資格法がないため、法的な処罰はどうやら判例待ちのようです。

 何らの立場に立つ専門家として、己の立場を表明せずに、専門家だから云々というのは、無礼ながら本当に胡散臭いし、暗に何か(カネやコネ)を要求しているディス・コミュニケーションを感じても仕方がない。

 何の立場に則っているのか、何を専門家の倫理とし、助言しうることの責任や範囲をはっきりさせていただきたい。そして、支援しようする立場に対して、何を求めるのか。

 まず、専門家の倫理がコレと決まってないというのに、支援者への倫理を云々できるのは、どうもおかしい。
 なぜなら、民間の自称占い師? 神がかり? セラピスト? が芸能人をカモにしているらしいことは、耳に新しい。こういう事例があって社会問題になっているので、専門家の倫理についてどういう立場なのかを、ひとまず明確にしていただきたい。

 薬漬けの子供のほうがいいという立場ならば、そのように、薬学の立場からと明言していただきたい。人の手当て(支援)なしに、薬物のみを有効とするとか。

 支援しようとする立場に立つこと自体、またその人を否定する専門家がいるとは僕には思えない。

 ところが、批判材料を安易に提供し、結局は、支援活動者の人格を貶めてしまうリスクを考えることができなかった。現に、人格への攻撃を止めさせることもしない。

#引用開始#
P70

第一原則

相手を傷つけない。傷つけるようなおそれのあることをしない。 

第二原則

十分な教育・訓練によって身につけた専門的な行動の範囲内で、相手の健康と福祉に寄与する。 

第三原則

相手を利己的に利用しない。 

第四原則

一人一人を人間として尊重する。 

第五原則

秘密を守る。 

第六原則

インフォームド・コンセントを得、相手の自己決定権を尊重する。 

第七原則 

すべての人を公平に扱い、社会的な正義と公正と平等の精神を具現する。 

#引用ここまで#

 第一原則には、同僚の非倫理行為を注意するとある。
 しかし、第二原則には自分の専門的能力の範囲外のことについては、他の適切な専門家や機関にゆだねることとある。
 第四原則には、相手に親しみを見せずに接すること、全く自己開示をせずに過度の距離をもって相手に接すること、誤解をまねくような発言や、相手あるいは関係者を決め付けるような一方的な発言や一方的な批判、断片的な情報をもとにした断定的な発言によって、その発言を聞いた人たちが、不快感を感じたり、その発言を基に自分自身や他者について誤った理解をしてしまうことが容易に想像される。
 言論の自由ではあるものの、心理臨床家による発言は、その個人に対する評価のみならず、他の心理臨床家や、さらには、分野全体に対する評価につながることに留意しなければならない。
 専門家としての発言は社会的影響も大きいからとある。

AGS 記事「CBT的アプローチのセッション運営」は取り下げられるべきであると考えます  プレイレポートbyたきのはら

 これは、以上の理由でまずいと思います。改善を求めます。

 「私は現在、D&D関連テキストの翻訳者としてゲームに関わっておりますが、一方で大学に勤務し、薬学系研究者・教育者として医療および教育に携わってもおります。臨床の医療チームや店頭の薬剤師の先生方と情報交換しつつ学生を教えている立場」って? しかも、連名で書かれているので、どっちに責任があるのでしょう。
 産学共同の製薬会社の翻訳家で、単にMRのコーチングをしている方(?)でも、倫理面の問題を指摘するには、倫理を知らない守らないという訳にはいかないと僕は思います。

#引用開始#
P11

 職能集団の自律機能としての職業倫理は、欠かすことのできない根本的な重要性持っていると言える。仮にこのような誓約が守られなかったとしたら、社会的契約は成立せず、社会は心理臨床という分野に対して、許可を与えなくなってしまうのである。

#引用ここまで#

 倫理的に書くならば、早瀬以蔵氏のように私がTRPGをセラピーとして使わない理由  Analog Game Studies(アナログ・ゲーム・スタディーズ)となるでしょう。この記事にあるとおり、娯楽としての位置づけで充分という考えの背景も、よく理解できました。
 今後、行動の導きとして、僕自身の在り方もよく考えなおしてみます。


 専門家になるには医師免許取得は必要なく、金銭面でも、比較的簡単に資格が取れるようです。さむらい商法に利用されている怪しげな資格がぞろぞろあります。どの専門家の口から指摘しているのかいい加減で怪しいです。

放送大学HPより。

臨床心理士

臨床心理士は、臨床心理学の知識や技術を用いて心理学問題を扱う専門家です。「財団法人日本臨床心理士資格認定協会」が資格認定しています。 放送大学大学院は、「財団法人日本臨床心理士資格認定協会」の第2種大学院指定校となっており、修士全科生として「臨床心理学プログラム」を修了した上で、1年以上の心理臨床実務経験を経ると、臨床心理士の受験資格が得られます。

認定心理士

認定心理士は、心理学に関する標準的基礎知識と基礎技術を修得していることを「公益社団法人日本心理学会」が認定する資格です。
資格取得に必要な単位は全て放送大学で満たすことができます。また、他大学で修得した単位と放送大学で修得した単位をあわせて申請もできます。放送大学で修得した単位を活用してすでに3,400人以上の方が認定心理士の資格取得要件を満たしました。
 

 


 

アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか?-大人の発達障害を考える

米田衆介著

「指示を理解できない」「不器用で仕事をうまくこなせない」「他人を怒らせてしまう」「まわりの空気が読めない」…大学で職場で-不適応が起こるのはなぜか?「アスペルガー症候群」の本質と支援策を徹底解説。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「アスペルガー者」とはどんな人たちなのか
  • 第2章 アスペルガー障害の本質
  • 第3章 さまざまな症状とそれが生じる理由
  • 第4章 個人差と環境による適応の違い
  • 第5章 さまざまな不適応とその対策
  • 第6章 アスペルガー者をどう支援するのか
  • 第7章 アスペルガー障害を生きのびるということ

「BOOKデータベース」より

 

 こちらの本は、伏見先生がFacebookで紹介されている本で、支援者のこちら側はまずおいておいて、支援される方々への的確な理解が述べられています。

 シングルフォーカス、シングルレイヤー思考、ハイコントラストという中核的特性から、
 自己モニター障害、注意欠陥・多動特性群、情動制御関連特性群、運動制御関連特性群、記憶と学習に関する特性群といった周辺的特性が述べられています。

 以上、デザインメモです。
 

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