監督: アーサー・ペン
製作: フレッド・コー
脚本: レスリー・スティーヴンス
撮影: ペヴァレル・マーレイ
音楽: アレクサンダー・カレッジ
出演: ポール・ニューマン
リタ・ミラン
ジョン・デナー
ハード・ハットフィールド
関係
病にかかった馬をつぶして荒野を徒歩で行く若者、ウィリアム・ボニーは、英国から移住して牛商人をしていたタンストールに拾われ、仕事をもらい、良い若者の仲間にめぐり合ってビリーと呼ばれるようになる。11歳のときに母親のために人殺しをしていた噂を聞いてもタンストールは、動じなかった。彼は孤高の人で、ビリーに本を与えた。牛をリンカンに運ぶとき、丸腰なら銃禍から逃れられると信じていたタンストールは殺されてしまう。その不意打ちで持ちきりのとき、銃の名手パット・ギャレットと出会い、面識をもつ。
ビリーは三人で復讐の為、仇二人を撃ち、タンストールの支持者のマクスウィーンのところへ身を寄せても住人から猛攻、焼き討ちに遭い、火傷を負って逃れて、仲間と合流し潜伏して恩赦が降りた。
変化
ビリーは残りの敵を追い詰めていき、パットの結婚式の場を血で汚してしまう。保安官任命を固辞していたパットだったが、決意が固まってしまう。追い詰めるものから追い詰められるものに凋落したビリーは、やがて、何もかも全てを失っていく。
解釈
うだるような熱病の中の青春は、人を惹き付け群がらせるように酷く輝く。丸腰なら銃禍から逃れられると信じていたタンストールと運命は同じなのか。
「我、幼子の時は語る事も幼子のごとく思う事も感ずる事も幼子のごとくなりしが、人となりては幼子の事を捨てたり、鏡に映りしものはおぼろなり。されど、かの時は顔を合わせて相見ん、しかれば我を知られたるごとく、すべてを知るべし」
ビリー・ザ・キッドの内面に焦点を当てた作品。この神経面の描写は、
に、引き継がれているかのような共通項がある。
去年逝去された、ポール・ニューマンのデビュー作。
西部劇ロール・プレイ参考メモ
荒野で一人旅では馬が病死したらサドルとサドルバッグ、全装備を重い重いで担いで歩くしかない。転んで倒れるまで。
英語の訛り。英国人との違い。
ヒタノ、スペイン語でジプシー。彼らの祭礼知識。
聖書を愛読する。
丸腰なら銃禍から逃れられる。
遺体を運ぶときは横に腹這い。
自動音楽演奏機械。カチリ、という機械音に反応して拳銃を構える。
風呂。石鹸水の湯に浸かる。ストーブで室温のほうを温める。
湯気の付いた窓ガラスに「女」を書けとジョーク。
上下つなぎの下着。
銃砲店が事があったときには銃を貸し出す。
たいまつを窓から投げ入れカーテンから燃やして放火、焼き討ちする。
大やけどの腫れに服がこびりついていると、薬をぬらず触ると皮膚が一緒にはがれる。
恩赦、アムネスティが下ることがある。
白い粉をかけ合うのは、革命記念日の風習。
メキシコ系では闘鶏を遊ぶ。
文盲で新聞記事が読めないことを恥ずかしがって隠す。
銃を見せてくれと頼み、鑑賞しながら、振りむきこっそり弾を抜く。
かまどにふいごが付いている。
メキシコ系の祭、花火。憎しみの狂気のシャレード・シンタックス。
トライアングルの呼びガネ
銀板写真のカメラは撮影に時間がかかった。首を固定する道具、背景のスクリーンなど。
懐中時計が汗まみれになる緊張。
椅子に腰掛けながら、足を伸ばして掛け、通せんぼする。
ホルスターから銃を抜かずに撃つ。
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