WideWestWeb_西部劇専門サイトに拙稿(
TRPGウエスタン・テイスト)があるのですが、TRPGの最近作ではガンドッグが入手しやすいようです。リストを更新すべきだと思っています。ゼロのほうは新作のようですね。
内容は、資料不足の感が否めず、酷評になりますが、拳銃劇の本質が分っていない。「遊びたいな感」が全く湧いてこない。「ミレニアムズ・エンド」の方が、格段に上。散財でした。
「マイトレーヤ」あたりを出していた新紀元社はよくこの企画を通したものだと、逆に驚いてしまいます。山北さんの影響は全く薄められ、お話にならない粗悪さ。
実際に、プレイしてみないと分らないけれども、酷評申し訳ない。
だいだい、ファニングできるダブル・アクションの存在を知らない(ガンスミスでカスタマイズするとごく安くできる)とか、ショフィールドの威力が高い(リムファイアがどうして威力が出るんだろう)とか、全く間違っている。冗談か、詐欺です。
荒野の七人では、弱装弾にしたSAAは、一瞬で排莢してる。SAAもシリンダーごと交換出来ます。何のためにシリンダーピンがあるのか分ってない。
しかもDA(スタール社のパテントです)にカスタマイズできた。パテントの都合上で、生産されたものはそういう形だということです。
それぞれの銃で何故口径の違いが固定されるんだろうか。
メタル・カートリッジ・リボルバーなら、シリンダーの長さ太さでファイア・パワーが分るものです。空想妄想売り物にしてはまずいでしょう。
黒色火薬の方が、無煙火薬より、威力が小さいのは間違いです。ガン・パウダーの成形形状で、変わるのと、爆燃の速度圧力と銃身長です。弾丸が当時フルメタルジャケットではない事を考えれば、現代銃よりも残虐で非人道的な破壊力を持っていました。
きちんと調べて欲しい。というか、映画は観てないだろう。
注意書きの逃げ口上、言い訳が横に書いてあって、失笑してしまった。残念ながら、これでは西部劇は楽しめないと断言できます。
この感触だとすると、出したもの勝ちは、TRPGには当てはまらないです。
DTPだけに凝って出せばいいというものではない。絵本じゃないんですから。デザイナーの誠実さが疑われます。僕は無神経ですが、誠実にこしらえます。
それから、ルールブックに映画のキャプチャやトイ・ガン・カタログや、床井先生の写真使いまくりですね。プロがやってくれたのだったら、こちらも堂々とやれますね。許可なしでとは。こんなアホな手が通用するとは思わなかったなあ。どんどんやりますよ、僕も。しかもそれで、一切の転写複写禁止をうたうことができるんですから。ありがとうございました。