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GameDesign 西部劇TRPG開発日誌

[つれづれ]Vショウ

 今日はVショウにスタッフ参加してきました。
 開催用の備品を、用意した方にお金は出せない、いつ払えるか分らないということなので、僕が大半を折半しました。
 もともと、僕がDUKE廣井先生のことを尊敬して、応援したいと呼びかけ加わっていただいているメンバーさんなので、本当に申し訳ないと思ってのことです。

 尊敬するということは、 尊敬することを表明して自分を大きく見せようという、尊敬する側の心理がありますが、僕の中では、そういう尊敬は、唾棄すべきもので、尊敬される側は本当にきちんとした評価を下している人を見極める必要があるのだと思います。
 よくそういう言葉を僕自身にもかけられますが、手放しで喜んでいられない。馬鹿にされていると受け止めます。

 本当に尊敬するならば、その人の仕事に関わろうとするか、その意義(道具的存在論)を高めようと行動する。力になる。
 肛門期的な願望を満たすだけの皮相的な尊敬は幼稚なのです。

 尊敬することは、エーリッヒ・フロム(ちょっと古いとよく言われますが)のいう愛することの一部なのだと僕は思っています。

 愛することが、愛されたいということよりも、大事なんだというのは僕の信念です。

 フロムが言うには愛することは
 「放っておくことも含む気遣いや力になる配慮」
 「存在して成長することを認める意味での尊敬」
 「応じる責任」
 「その人への理解と知識」
 そういう技術です。

 僕はこれを技術ではなく能力だと考えてまして、尊敬するということは、この能力だと思います。
 能力ですから、尊敬する側される側にも資格のようなものがあると思います。


 今回は僕のためになるからと、微々たる生活費を削ってまで金銭的に無理して動いたようでしたが、そういう無理強いは求めてません。無理なものは無理と、「自分」をしっかり持って欲しいです。
 「自分」をしっかり持ててはじめて意義がある尊敬ができるからです。

 人のことを心配して助けようとしても、助けられる力がないなら心配しても無駄です。心配される相手が困ります。



 Vショウでは、日本赤十字宛で、二十万円を越える募金が集まりました。

 このたびの東北地方太平洋沖地震により被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
 1日も早く復旧できますよう、心よりお祈り申し上げます。

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