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GameDesign 西部劇TRPG開発日誌

[TRPG]ポーカーをTRPGでプレイするミニゲーム(1)

 同内容の記事を加筆しました。こちらです。

 これは、TRPG内で、使い捨てタイプのNPCがPCとポーカーをしたとします。
 大昔にT&Tでやったところ、PCが良い役を持っているのにかかわらず、天井分を賭けられるとPC(PL)はおりてしまう現象が起きたのです。
 当時は幸運度に合わせて、セブンスタッドにして差を付けたり、さんざん工夫しましたが、ダメでした。
 つまり、「幸運度」なり「ギャンブル」のPCの能力や技能と、GMの無限資産では勝負にならないのが問題でした。GMは、やろうと思えば無限資産で簡単に(資金的に)PCを潰すことが出来ます。これを解決しました。

 僕が問題としていたメタゲームはこちらの次元です。

 「PCの運」と「PLの運」は違っていて、「GMがもつ運」と「NPCの運」もちがいます。あたりまえですね。

 PCたちが主人公でその資金がゲームの本筋になるのであって、GMのNPCたちが無限に資金を持っていることは本筋と全く無関係でしょう。ですからこうしたギミックが必要になると僕は考えたのです。

 これで、「マーヴェリック」(映画はTVドラマのリメイクです)のようなロールプレイ(NPCもPCもわざと負けを込んだり決定的に天井を吊り上げて勝ったりする再演性の演技など)も出来るようになります。

 このミニゲームでPL(PC)が一生懸命に勝つことだけが目標ではなくなります。繰り返し言いますが、これでロールプレイ(勝敗のないSecond-guessing)ができるわけです。ポーカーのショウダウンのときに普通に配られたトランプのカードは変えられませんからロールプレイが入り込む余地がないのです。

 ほかのポーカーが存在する世界を扱うTRPGにも汎用としてこのミニゲームは使えるでしょう。

 この問題は実際にTRPGでポーカーを登場させたことがない方にはわからないと思います。実際にTRPGをプレイされる方なら、この問題をクリアできたことがわかると思います。


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