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GameDesign 西部劇TRPG開発日誌

[つれづれ]アメリカでは銃の規制は云々について


http://en.wikipedia.org/wiki/Gun_laws_in_the_United_States_(by_state)

 州ごとに全く異なるので注意してください。ガンドックやミレニアムズ・エンド等をプレイするとき、アメリカが舞台ですと中途半端にミリタリ齧りになって、興ざめになってしまいます。

 「フィクションなので映画のように」と宣言してしまえばいいのに、サイレンサーの使用は違法とかいった「オレオレショーアメリカのふかし」が特に嫌です。お話にならないことに映画も見ていない。

 いちいち指摘するとかわいそうなのですが。

 暗視ゴーグルが「プレデター(映画)」のようにサーモビジョンで見える(笑)とか、
 レーザーポインタのレーザー光が100m先で直径1mに拡大する(笑)とか、
 営利誘拐は死刑(笑)なんて死刑自体を廃止している州があることを知らないとか、
 酒をどこでも買えて(笑)ドライ・カウンティを知らないとか、

 1000mからの長距離狙撃なのに音速よりも早く(笑)発砲位置を知られてしまうとか。これは、「クラック&サムプ」といって、初弾が外れたとき、弾丸の通過音(クラック)から方向と、その発射音(サムプ)の間隔でおよそ100mに1秒で距離を割り出すという狙撃の頭脳戦でゲーム的に面白くなるところです。

 「どこからだ? 10秒くらいあとに発射音が聞こえた!」
 「うわっ、やられた」
 「1000m先か? 手練だ。 隠れろ! 一体どんな銃を使っているんだ?」


 やっぱり、難しいのかなあ。

 マンガ「RED」のカウンタースナイピングも面白いのですが、「クラック&サンプ」を無線か、鏡か、手旗か、狼煙でも使わないと成立しにくいのに、GMのなんでも知っている無限兵力で毎度やられると、食傷気味です。

 映画「レオン」でマチルダにレオンが『初心者は…』と、標的から距離を取るのを教えるものをあっさり一蹴。

 リアリティと呼ばないなら何が欠如しているのでしょう。

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